欠陥住宅トラブル
雨漏りや、壁・タイルのひび割れなどが起こった場合、道具を買ってきてご自身で(DIYで)修理される方も少なくありません。
しかし、そういった症状は、あくまでも目に見える表面的な「不具合現象」に過ぎません。
実は、そもそもの設計や施工に根本的な「欠陥原因」がある場合も少なくありません。
例えば雨漏りの場合、屋根・壁の下地の防水施工(二次防水)が全面的に施工不良の可能性すらあります。
病気で例えれば、咳や頭痛などの症状だけを止める対処療法でなく、その原因である病気を突き止めて治療する必要があります。
その場しのぎの対処を続けてしまうと、施工業者等への責任追及が時効で不可能になってしまったり、より大きな被害に発展しかねません。
とは言え、専門知識がなければ、この根本的な「欠陥原因」を突き止めることは困難です。
下記に例を挙げましたので、まずは気になることがあれば当事務所にご相談ください。
当事務所では、建築士などの専門家と協力して、より根本的な「欠陥原因」を究明することを重視しています。
雨漏り
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- 住宅を取得したところ、引渡から数ヶ月で雨漏りが発生するようになった。
業者(売主・施工業者)に申し入れたら、コーキングなどの簡単な手直しをして「これで様子を見てください」と言われた。
その後も激しい雨が降ると雨漏りが起こり、そのたび手直しの繰り返しで数年が経ち、最近では連絡しても業者が来てくれない。 - 室内に雨は漏れていないが、天井の隅や壁等にシミが出てきている。
- 住宅を取得したところ、引渡から数ヶ月で雨漏りが発生するようになった。
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- 雨が降ると、どこかで「ピチャン」「ポトン」等の滴が垂れるような音がする。
基礎・地盤の欠陥
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- 襖や扉を閉めていても敷居と隙間が空いていたり、勝手にドアが動いたり、床にビー玉を置いたら転がったりする。
建物がどうも傾いている気がする。 - 浴室のタイルにひび割れが入っていたり、壁のクロスが隅の方でよじれていたりする。
- 基礎コンクリートにひび割れが入った。
- 襖や扉を閉めていても敷居と隙間が空いていたり、勝手にドアが動いたり、床にビー玉を置いたら転がったりする。
構造安全性(耐震性能など)の欠陥
- 壁などにひび割れが入った。
- 上の階を歩いたり、階段を上り下りしているだけなのに、家が揺れる。
- 設計図面(特に建築確認申請図面)と見比べると、柱や壁が入っていない箇所があったり、窓が多かったり大きかったりする。
- 中古住宅を買ったら、設計図面と間取りが大きく違っている。
断熱材の施工不良
- 以前の家に比べて、冷暖房の効きが悪い。
- 室内干しなどもしていないのに、湿気がひどく、カビくさい臭気がする。
その他の施工不良
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- 床や柱などの木材部分が、時間が経つにつれて、ひび割れたり、湾曲したりしてきた。
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- 壁や基礎などのコンクリートの仕上げ面が汚い。
ジャンカ(豆板状に砂利が露出)、コールドジョイント(コンクリート打継ぎ部が斜めになっている。下の写真)などが発生している。
- 壁や基礎などのコンクリートの仕上げ面が汚い。
- 部屋の天井に変な出っ張りや、リビングの真ん中に柱があり、工務店に抗議したら、「耐震上、必要な梁や柱なので、取ることができない」と言われた。
- 廊下や室内を歩いただけで、床がたわんだり、「キュッ、キュッ」といった床鳴りがしたりする。
- 新築なのに、柱や敷居等が傷だらけになっている。
契約違反の施工
- 建具や内装仕上等が注文どおりの仕様(色・サイズ・形)になっていない。
- クローゼット・押入が小さくて、予定していた家具などが入らない。
- 指定したものと違う設備が設置されている。
- 駐車場の寸法が間違っており、愛車が入らない。
追加変更工事トラブルなど
- 「低コスト住宅」というセールストークを信じて契約をしたのに、実は台所の流し台や洗面台等の設備がすべて追加オプションで、かえって高くついた。
- 工事中に施工業者から室内仕上げを尋ねられたので、希望を言ったら、完成後、追加代金を請求された。追加代金がかかるという説明は一切なく、当初契約代金の範囲でできると思っていたので、納得できない。
欠陥住宅トラブルの解決実績
実際にご依頼いただき、当事務所が解決した事例を紹介しております。